立門の片づけは「自分の王宮を美しく保つ」こと
苦手です、苦手でした、片づけ。
どうにも「しなければならない」「させられている」感覚があって。
ただ、なぜか今日は、無性に片づけたい。
いつも視界に入ってはスルーしているあのごちゃごちゃを、いい加減スッキリさせたい。
「やりたいのに、なぜやらないの?」
「いや、もちろん、やるよね!」
「やりたい」に忠実な立門は、こういうときに便利だなと手を動かしながら実感しました。
心のスイッチが入ってしまえば、そうせずにはいられないのだもの。
(反対に、スイッチが全く入らなければ絶対にやらない面もありつつ。)
そうして、ここ1年ほど放置してきた一角が、あっという間に片づいたのです。
どうして急に片づけのやる気が出てきたのか?、思い当たる節は二つありました。
- 最近読んだ、パトリス・ジュリアン氏の『ライフレシピ』に感化されたから
彼の著書を読むのは初めてでしたが、かなり好きな感じでした。
門鑑定を受けてからというもの、「この方はどの門だろう?」と想像しながら情報に触れる習慣というか癖が身についたのですが、個人的な感覚では《ザ・陽創門》な本です。
「美しく、心地よく、喜びの中に生きよう!」という感じ。
そのために彼が心がけている生活のコツ=ライフレシピを共有してもらえる作りになっていて、陽創門要素が不足した生活が続いていた私には、まさに嬉しい内容でした。
陽創門アビリティがあまりない自分が読んでも、そのまま実践できることは少ないような気もしましたが……それでも、なんというか、陽創門の雰囲気に触れられるだけでなんだか楽しくなってきて、終始わくわくしながら読むことができました。
「朱に交われば赤くなる」で、赤を求めて交わりにいく感じといいますか。
立門の力は創門に流せるから、もともと向いていたのかもしれませんね。
そうして新たに得られた観点「美しいかどうか?」で周りを見渡したとき、引っかかったのが今日片づけた場所だったのです。
- 鑑定士さんに、初めてメールで「相談」を送ったから
これは昨晩のこと。
「一人で考えてみても埒が明かない、鑑定士さんに聞いてみよう!」と思い立ち、再鑑定後初めてメールを書いて送信してみたのでした。
長文になった割にまとまりがなくて読みづらそうで大丈夫かしら……とソワソワしつつ、あとはもうお任せするしかない、と腹を括ってもいます。ある意味とても勇気が要る体験。
立門は、他者に弱みを見せるのが、それはそれは苦手なのです。……
この体験を通して、「立門としての立場で、人と接する」「挑戦する」という要件が満たされたことで「立門らしさ」が研ぎ澄まされているような気がしていて。
それはつまり、自尊心が向上しているということ。
それで、「王」として自らの居場所、いわば「王宮」を見渡したときに、相応しくないと思った場所を片づけずにはいられなかったのではと推測します。
これまではあんなに苦手意識に引っ張られながら行なっていた片づけが、こんなに気持ちのいいものだなんて!
我ながら、内面の変化に驚いています。もちろん見える景色そのものも変わって、少し美しくなって、嬉しいばかり。
願わくばこの感覚を自在に使えるようになりたい……ということで、記憶が新しいうちに記録しておきます。
片づけを「自分の王宮を美しく保つ」行為だと捉えれば、苦痛どころか「やりたい!」で満たされていくはず、これからも。気高くいきます。